2012年 12月 21日
2012 山陰旅行記 ... へルンさんの足跡を訪ねて 松江・出雲編 その3 |
松江へ戻る頃、雨が止み時折晴れ間も見えました。
天気が変りやすいのは、この季節の松江ではいつものことだそうです。
湖が近いからかしら…
松江に戻って向かった先は…
松江城太鼓櫓
松江城 米蔵跡周辺の石垣
現存十二天守の一つ、松江城の石垣、とても立派でしょう???
松江城の築城には5年間かかったそうなのですが、そのうちの3年間は石垣に費やしたそうです。
実はこの松江城の石垣の構築に関わったのが近江坂本の誇る石垣のプロフェッショナル集団
「穴太衆」なのであります。
この日は「千鳥城」とも呼ばれる松江城には行かずに、城山の中にある「城山稲荷神社」へ。
実はこのお稲荷さん、松江藩の守護神なのだそうです。
ここの「ホーランエンヤ」と呼ばれる神幸祭は、日本三大神事の一つとして有名だそうです。
「松江」にゆかりのある人物の一人に、へルンさんことラフカディオ・ハーン、小泉八雲がいます。
実は我が娘、神秘的なもの、伝奇的なものが大好きで水木先生のファンでもありますが、
小泉八雲のファンでもあり、彼女のたっての希望を入れて、まず神社へ行くことにしました。
その「へルン」さんはこの「城山稲荷」を散歩するのが好きだったそうです。
へルンさんが愛した山門の左右に立つ「お狐さま」。
でも、これはリニューアルされたお狐さまなのですけど。
境内には石でできた大小の狐象がいっぱい。
神秘的というか、独特な雰囲気です。
この2体がへルンさん当時、山門前に鎮座していたそうです。
年月がたって、丸くなってしまって、狐というよりは犬みたい???
さて、城山を下りると内濠に出ました。
内濠にかかる新橋。
新橋から見たお濠の周りの景色。
この橋を渡ると「塩見縄手」と呼ばれる地区に出ます。
江戸時代、この辺りは侍町だったそうです。
喉が渇いたので、近くのお店でお茶タイム。
これは松江名物「ぼてぼて茶」。
茶筅で泡立てた番茶の中に五穀米や漬け物などいろいろなものを入れて飲みます。
こんな感じ…お茶漬けみたい?
小泉八雲記念館。
この隣に「小泉八雲旧居」があり、内部が公開されています。
そして、この二つの後ろには八雲が英語教師として働いていた旧制松江尋常中学校
(現島根県立松江北高校)があります。
さして広くはなく質素なほどでしたが、明るくて品の良い住居でした。
この後、本当は「田部美術館」に行きたかったのですが、時間が無くて。
その先の「武家屋敷」に向かいました。
お濠の周りでは絵を描いている方達を見かけました。
綺麗だものねぇ、この辺り。
毎日お城を眺められる松江城下に住み、その近くの中学校に通勤し、城山に上って
お気に入りの場所を散歩したへルンさん。
その頃と景色は変らないのでしょうか…
武家屋敷に着きました。
続きはまた次回に…
by toco-luglio
| 2012-12-21 06:17
| 旅行