2009年 02月 20日
2月の北海道は甘くない!旅行…大沼編・その2 |
(頂上から撮った写真。吹雪で何も見えません)
ゴンドラの中でも、気温はどんどん下がり始め…15分ぐらいの時間をとても長く
感じました。
頂上に着いたら、風が強くてブリザード、次回は0の状態。
降雪状態でのスキーは、何度も経験していますが、ここまで何も見えない状態は、
二人とも初めてです…でも、雪質はさらさらの粉雪の新雪が積もって最高です。
しかし、-14℃ともなると携帯用のカイロでは、もはや何の役にも立ちません。
でも、ここまで来た以上、とにかく下まで行かないとどうにもならないので、出発!
視界は悪いのですが、雪質が良いので、スキーの滑りは最高です。
ところが、中ほどまで来た時、突然、指先が冷たくてどうしようもなくなりました。
(スキー用の手袋をしていましたが…)
夫も、同じように手が冷たいと言っていました。このような経験は初めてです。
あまりの寒さに、瞬間的にしもやけになったようです。
(結局、その寒さのせいで、今も指先はがさがさになったままです)
天気が良ければ、駒ケ岳がよく見える場所に着いた時、この視界の悪さを写真に
しておこうと、カメラを取り出しましたが…今度はカメラも使用不能。
シャッターが下りないのです。
原因はわかりませんが、レンズが曇って焦点が合わなかったせいかもしれません。
とにかく、ほうほうのていで、下まで滑り降りていきました。
下まで来ると、気温が上がり手の冷たさも緩和されて、視界も開けてきます。
体温が上がると、あの新雪をもう一度体験したくなり、懲りずにまた上へ。
(雪まみれになった夫です。途中で何度払っても、この有様)
そんなことを何度か繰り返していくうちに、寒さにもだんだん慣れてきました。
(山麓で食事をしている間に、一瞬、雲が切れ青空が見えたのですが…)
(食事終わると、またこの状態です。本当に山の天気は変わり易い…)
結局、天候は良くならず、この日はゴンドラが4時で終了してしまったので、
ホテルへ戻りました。まあ、朝からしっかり滑ったから満足です。
ホテルには温泉、露天風呂があります。
露天風呂は頭がのぼせないので、お湯にゆっくり入ることができます。
ライトアップされて幻想的な雪景色と池に泳ぐ鴨を見ながらの露天風呂、最高です。
この楽しみがあるので、大沼に来たくなるのです、実は。
今回は、些か寒すぎましたが…
真冬の北海道、寒いですが、最高の雪質で、新雪を滑る醍醐味はこたえられません…
(また行きたい…と、二人とも性懲りも無く思っています)
温泉でしっかり冷えた身体をほぐして、ゆっくり休んだ翌朝早く、次の目的地、札幌へ
向かうことにしました。
大沼公園から札幌へは陸路、所要時間約3時間の鉄道の旅です。
(「スーパー北斗」ブルーの車体が雪景色に映えていますね)
札幌に行くのは、約25~6年ぶりです。
この間、北海道には何回も行っていますが、千歳や函館からスキー場へ直行して
いたので、札幌にステイしたことは無かったのです。
今回はある目的があって、本当に久しぶりに札幌を訪ねることにしました。
続きは、「札幌編」にて。
by toco-luglio
| 2009-02-20 14:50
| 旅行