2015年 05月 27日
ありがとうございました |
大変、大変ご無沙汰しております。
前回の更新から3ヶ月以上たってしまいました...
いくら「ぼちぼち更新」と言っても、さすがにこれだけあいてしまったら
どなたにもお立ち寄り頂けていないだろうなぁと思っておりました。
私にとっての「一大事」を成し遂げて、昨日は「公務」を終えて、今日、本当に久々に
ブログを立ち上げてみたら、昨日から「あれれ?」のアクセス数...
なんと尊敬する先輩が、すてきな記事を書いてくださっていたのでした。
大先輩が若輩者のことを何ともすばらしく書いてくださったので面映ゆいというか
穴があったら入りたい心境でございます(笑)
こすもすさん、ご来場、そしてご紹介をありがとうございました。
そうなのです。
3回目の作品展だったのですが、今回は会場も大きくなり、いろいろ考えなければならない
ことが多くて、実はこの3ヶ月間、特に4~5月は作品展のことで、とにかく頭が一杯で
ネットもブログも「封印」して取り組んでいました。
お陰様で作品展の来場者は、友人知己を含めて500人近くになりました。
タウン紙の取材も受けました。
何より嬉しかったのは、日本ではわりと地味な存在の「篆刻」に興味を持って下さる方が
こんなに多くいらしたこと...
皆様、作品の一つ一つをじっくりと鑑賞してくださっていました。
今回、作品のテーマの一つに「禅語」を選びました。
実は我家には家族全員で続けている「茶道」があります。
茶席では「御軸拝見」と言って、必ず床の間に飾られた掛け軸を拝見、鑑賞するのですが
その御軸に「禅語」が書かれている場合が多いのです。
席主の方や半東さんに説明をお聞きして、家に帰ってから、また意味や由来を
調べてたりしているうちに、俄然、興味が湧き禅語の本を買い込みました。
とても心をひかれる言葉が多かったのです。
禅語は、短い言葉で一文字から始まるのですが、幸いなことに「漢字」ばかり。
実に「篆刻向き」なのです。
そして、それを石の印面に納めて彫ってみると...
難しい言葉が生きてくるのでした。
「漢字」って本当に不思議ですね。
元々言葉一つ、一つに意味がある「表意文字」なのですが、ある言葉を文字だけで
書いてみると、漢字が連なることによって、その言葉が生きてきて、読む人見る人の
心に響いてくるのです。
たぶん、素晴らしい言葉でも、耳で聞くだけだと意味を解するのが限界でしょう。
漢字という「文字」が、素晴らしい言葉を「深い境地」へ誘導してくれて、
読んだ人の心を打つのだと思います。
これから彫ってみようと思っている言葉
「風従花裏過来香」(かぜかりよりすぎきたってかんばし)
花を通り抜けた風に花の香りがしている
この世の全ては何かに影響を与え何かの影響を受けている
人生も同じで、良い出会いもあれば悪い出会いもある
「百不知百不会」(ひゃくふちひゃくふえ)
何も知らない、何もわかっていない、そんなことは大したことではない
知らないことは素直に学び、わからないことは経験を積めば良い
ただ、それだけのこと
そういったことにとらわれないことが大事である
横書きすると、ちょっとイメージが違ってくるかもしれませんが
深い言葉だと思います。
社会人になって3年目、仕事が忙しくなり、多くの人との出会いがある娘に
贈りたい言葉と思いました。
そして、もう一つ
「知報恩解報恩」(ちほうおんかいほうおん)
人のおかげさまで生きていることを知るとその恩に報いることができる
サークルができて12年。
ここまで続けてこられたのは、会のリーダーや会員の皆様のおかげでもあります。
メンバーの中で、実は一番若輩の私を会の皆さんが支えてくださったので、
今回の作品展の成功があったと実感した次第です。
そして、私に篆刻の面白さ、奥深さを教えてくださった中国のJ老師。
先生の恩師や兄弟子の皆様…中国知識人の底知れぬ教養と恬淡とした生き様に
接することができたことは、私の宝物でもあります。
J先生のおかげで、私の世界も広がりました。
それから...作品展間近になり、徹夜も続いて疲れと眠気でイライラMAX状態の私を
見守ってくれた夫と、ぶつぶつ言いながらも休みの日には食事担当をしてくれた娘。
作品展に間に合ったのは、家族の「忍耐」のおかげです(笑)
これからお世話になった皆様に御礼状を書こうと思います。
可愛いなぁと、思わず買ってしまったスヌーピーの切手...
御礼状にはそぐわないかな???
そして‥‥‥
作品展にご来場いただいた皆様
本当にありがとうございました。
芳名帳には、個人情報の関係でお名前だけを頂戴いたしました。
本来なら皆様に御礼を申し上げたいところですが、この場を借りて厚く御礼申し上げます。
(お目に留まれば幸いに存じます)
前回の更新から3ヶ月以上たってしまいました...
いくら「ぼちぼち更新」と言っても、さすがにこれだけあいてしまったら
どなたにもお立ち寄り頂けていないだろうなぁと思っておりました。
私にとっての「一大事」を成し遂げて、昨日は「公務」を終えて、今日、本当に久々に
ブログを立ち上げてみたら、昨日から「あれれ?」のアクセス数...
なんと尊敬する先輩が、すてきな記事を書いてくださっていたのでした。
大先輩が若輩者のことを何ともすばらしく書いてくださったので面映ゆいというか
穴があったら入りたい心境でございます(笑)
こすもすさん、ご来場、そしてご紹介をありがとうございました。
そうなのです。
3回目の作品展だったのですが、今回は会場も大きくなり、いろいろ考えなければならない
ことが多くて、実はこの3ヶ月間、特に4~5月は作品展のことで、とにかく頭が一杯で
ネットもブログも「封印」して取り組んでいました。
お陰様で作品展の来場者は、友人知己を含めて500人近くになりました。
タウン紙の取材も受けました。
何より嬉しかったのは、日本ではわりと地味な存在の「篆刻」に興味を持って下さる方が
こんなに多くいらしたこと...
皆様、作品の一つ一つをじっくりと鑑賞してくださっていました。
実は我家には家族全員で続けている「茶道」があります。
茶席では「御軸拝見」と言って、必ず床の間に飾られた掛け軸を拝見、鑑賞するのですが
その御軸に「禅語」が書かれている場合が多いのです。
席主の方や半東さんに説明をお聞きして、家に帰ってから、また意味や由来を
調べてたりしているうちに、俄然、興味が湧き禅語の本を買い込みました。
とても心をひかれる言葉が多かったのです。
禅語は、短い言葉で一文字から始まるのですが、幸いなことに「漢字」ばかり。
実に「篆刻向き」なのです。
そして、それを石の印面に納めて彫ってみると...
難しい言葉が生きてくるのでした。
「漢字」って本当に不思議ですね。
元々言葉一つ、一つに意味がある「表意文字」なのですが、ある言葉を文字だけで
書いてみると、漢字が連なることによって、その言葉が生きてきて、読む人見る人の
心に響いてくるのです。
たぶん、素晴らしい言葉でも、耳で聞くだけだと意味を解するのが限界でしょう。
漢字という「文字」が、素晴らしい言葉を「深い境地」へ誘導してくれて、
読んだ人の心を打つのだと思います。
これから彫ってみようと思っている言葉
「風従花裏過来香」(かぜかりよりすぎきたってかんばし)
花を通り抜けた風に花の香りがしている
この世の全ては何かに影響を与え何かの影響を受けている
人生も同じで、良い出会いもあれば悪い出会いもある
「百不知百不会」(ひゃくふちひゃくふえ)
何も知らない、何もわかっていない、そんなことは大したことではない
知らないことは素直に学び、わからないことは経験を積めば良い
ただ、それだけのこと
そういったことにとらわれないことが大事である
横書きすると、ちょっとイメージが違ってくるかもしれませんが
深い言葉だと思います。
社会人になって3年目、仕事が忙しくなり、多くの人との出会いがある娘に
贈りたい言葉と思いました。
そして、もう一つ
「知報恩解報恩」(ちほうおんかいほうおん)
人のおかげさまで生きていることを知るとその恩に報いることができる
サークルができて12年。
ここまで続けてこられたのは、会のリーダーや会員の皆様のおかげでもあります。
メンバーの中で、実は一番若輩の私を会の皆さんが支えてくださったので、
今回の作品展の成功があったと実感した次第です。
そして、私に篆刻の面白さ、奥深さを教えてくださった中国のJ老師。
先生の恩師や兄弟子の皆様…中国知識人の底知れぬ教養と恬淡とした生き様に
接することができたことは、私の宝物でもあります。
J先生のおかげで、私の世界も広がりました。
それから...作品展間近になり、徹夜も続いて疲れと眠気でイライラMAX状態の私を
見守ってくれた夫と、ぶつぶつ言いながらも休みの日には食事担当をしてくれた娘。
作品展に間に合ったのは、家族の「忍耐」のおかげです(笑)
可愛いなぁと、思わず買ってしまったスヌーピーの切手...
御礼状にはそぐわないかな???
そして‥‥‥
作品展にご来場いただいた皆様
本当にありがとうございました。
芳名帳には、個人情報の関係でお名前だけを頂戴いたしました。
本来なら皆様に御礼を申し上げたいところですが、この場を借りて厚く御礼申し上げます。
(お目に留まれば幸いに存じます)
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by toco-luglio
| 2015-05-27 21:49
| 大切なもの