2009年 09月 21日
鎌倉御案内編…その3 長谷から江ノ島へ |
「海」…「自然」を中心に御案内しようと考えたら、真っ先に浮かんだのが「江の島」。
江ノ島は、藤沢市であって、厳密に言うと鎌倉市ではないのですが、江ノ電沿線と
いうこと、鎌倉の南西部「腰越」地区と接しているので、鎌倉住民には馴染み深い
場所なのです。
長谷寺の後、長谷駅から江ノ電に乗りました。
極楽寺駅の山の中を抜け、稲村ガ崎駅を過ぎた辺りから、電車は海岸沿いに走り
ます。七里ガ浜駅、鎌倉高校前駅といった海の前の駅を過ぎ、小さいカーブに
入ると、そこからいきなり電車は民家の中へ。
両脇の民家の壁に手を触れられるのではないかと思うぐらい接近しながら、
源義経の「腰越状」で有名な満福寺の脇を抜けたら、小さな腰越駅。
その後、腰越商店街のど真ん中を電車が走って江ノ島駅に到着です。
電車を下りてすぐの「すばな通り」を歩いている途中で、とうとう雨が降ってきました…
これから、いっぱい歩くのにな~、江ノ島で雨が降ったらどうしよう~という懸念通りに
なってしまって、本当にがっかりしました。
でも、ここまで来たらもう引き返せない。
昼食のレストランも予約してしまったし、予約した時間も過ぎている…
気を取り直して「江ノ島本島」へ渡りました。
鎌倉育ちの私ですが、江ノ島本島へ「観光」で渡るのは、何十年ぶりでしょう?
予約したレストランは、眺望が自慢なせいか、島の端っこにあり、「そこまで徒歩で行くと
大変だから、エスカーを使った方が楽だよ。」とダーリンに言われたのですが、実は私は
「エスカー」に乗った経験がありませんでした。
でも、師匠もエスカーは便利だとおっしゃったし、雨だし、予約の時間もあるし、何より
Yさんがお疲れのご様子なので、ここは「エスカー」なる物に乗ってみようと決心しました。
エスカーは「上り」の片道のみで、山頂までだと¥350です。
…でいうか、単なるエスカレーターじゃん!
1本目で到着の場所は「江島神社の下の宮、辺津宮(へつみや)」↓
これお御籤です…すごい数!
この後ろの八角形の奉安堂に江ノ島ご祭神「弁天様」が鎮座していらっしゃいます。
実は、地元民の私が若い頃に、あまり「江ノ島」に行かなかったのには理由があります。
カップルが江ノ島に行くと、江ノ島の弁天様がヤキモチを焼いて、二人は「別れる」…
という迷信(?)を、私を含め多くの若者が信じていたのです。
そう言えば、ダーリンとも2人だけでは、まだ行ったことがないなぁ。
最近の人達はどうなんでしょうねぇ…
またエスカーに乗り、次に着いたのは朱色の社殿が華やかな「中津宮」↓
ここからは江ノ島のヨットハーバーもよく見えました。
もう1本エスカーに乗り、ようやく頂上に到着。
ここには展望台もありますが、お腹が空いているので、その日はスルー。
レストランは、「奥津宮」の傍だと聞いていたのですが、緩急の激しい細い道を歩いて、
他のレストランを過ぎても、なかなか奥津宮自体に着きません…
もしかして道、違うのかな…という不安が脳裏をかすめた頃、ようやく奥津宮。
その先の目的地「魚見亭」に、何とか辿り着きました…
このレストランは、相模湾が一望できる最高のロケーションが有名なのですが、ちょっと
遠かった…しかも、この日はあいにくの雨天となり、景色があまり宜しくなく本当に残念。
Yさん、お待たせして申し訳ありませんでした…お食事です!
地元で獲れた鯵の「たたき」
江ノ島名物といえばこれ「さざえのつぼ焼き」
お天気が悪いと食べられない場合もある「生しらす丼」
この日はオーダーできてラッキー!
遅めのお昼ご飯を食べながら、私は週に2回は9キロぐらいは歩いたり、走ったりして
いるので、少々の距離は何とも感じないのですが、遠来の御客様を朝から休息も無く、
かなりの距離を歩かせてしまったことを、深~く反省しました…
昼食後、お店で教えてもらった近道を使って山を下りました。
藤沢側の相模湾を遠望できました。
藤沢から茅ヶ崎にかけての相模湾。
晴れていれば、ここから大山の奥に富士山が見えるはずだったのです…
私は、その富士山をYさんに見ていただきたかったのです。
本当に残念無念。
この後、また江ノ電で鎌倉に戻り、Yさんの最後の訪問地miki先生の御宅へ御案内。
遅くなってしまって、北鎌倉を全然御案内できなかったのが申し訳なかったです。
ともあれ、miki先生の御宅でしばし歓談してYさんは、その日の夜に京都にお帰りに
なりました。
Yさん、どうぞお元気で、請再来!
Yさんの京都からのお土産。「すぐき」大好物です~
ありがとうございました。
by toco-luglio
| 2009-09-21 23:24
| 鎌倉散歩